佐藤栄学園

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教員紹介

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先輩職員の声
先輩職員の声

世界史って楽しい!
そんな生徒の笑顔をパワーに。

埼玉栄高等学校

平松 なぎさ
担当教科 地歴公民
2022年入職

Q1学生時代に打ち込んだこと

 大学のサークル活動と研究です。サークルは吹奏楽部に所属し、3年時にはサークル長として、演奏会に向けて100人以上の部員をまとめる大役に挑戦しました。大学では哲学を学んだのですが、卒業後も学びたいという気持ちがあり、大学院の修士課程に進学。大学院では、将来、教職に就きたいという目標を踏まえて、教育と哲学の関係性を研究しました。サークル活動と勉強・研究に没頭した6年間でした。

Q2教師を目指した背景

 高校生の頃から教職に憧れていたのですが、大学の教職課程を受ける中で、教師という仕事のむずかしさを実感。一時期は企業への就職も考えました。その気持ちを変えたのは、4年時の教育実習でした。教育実習を通じて生徒とふれあい、授業を組み立てていく楽しさを実感。本気で教師になろうと決意しました。

Q3佐藤栄学園を選んだ理由

 私の卒業した高校は生徒数が一学年100人にも満たない小規模校だったので、友人同士や先生と生徒の距離は近かったのですが、多様性という点では物足りなさを感じていました。佐藤栄学園は、どの学校も規模が大きいので、さまざまな個性や価値観を持つ生徒・先生が集まっています。この多様性に富んだ環境の中で、出会うすべての人から学び、切磋琢磨しながら、教師として、人間として、大きく成長したいと考えました。

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Q4日々の授業で心がけていること

 高校時代に間違った回答をした生徒に厳しく当たる先生がいました。その先生の授業を受けるたびに、クラスのほとんどの生徒が「間違ってはいけない」というプレッシャーを感じて萎縮していました。そのため、先生だけでなく、先生が受け持つ教科にも苦手意識が生まれてしまいました。その経験から、私は生徒が間違えても、安心して、のびのびと授業を受けられる環境づくりを心がけています。間違えることは恥ずかしいことではありません。正解と不正解を繰り返しながら、授業を楽しみ、その教科を好きになることが生徒の成長につながると考えています。

Q5働く環境の魅力

 生徒数が多いので、さまざまな個性・価値観を持つ生徒と出会えることが最大の魅力です。また、プロジェクターなどの設備やデジタルコンテンツが充実しているので、スライドや動画を活かした、分かりやすい授業を展開することができます。さらに、先輩教員もたくさんいるので、授業や指導方法など、何でも気軽に相談できる環境も大きな魅力です。

Q6自分の成長を感じるとき

 入職一年目は担任の先生をサポートする副担任を経験しました。一年間という短期間ではありましたが、担任の仕事の大変さや楽しさを目の当たりにし、生徒とのコミュニケーションやクラスの環境づくりを学ぶことができました。入職二年目に進路指導課に異動し、地歴公民科の授業と併せて生徒の進路に関する仕事に取り組んでいます。進路指導は生徒の未来に関わる重要なテーマです。進路指導を通じて、大きく成長できることを期待しています。

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Q7教師として喜びを感じるとき

 入職したての頃、世界史を選択した生徒たちに教科のオリエンテーションをしたことがあります。生徒の中には「日本史を選択すればよかったかな…」と、やや後悔している生徒もいました。世界史に対するネガティブな気持ちをポジティブに学ぶ気持ちに変えたい、そんな思いから授業に、私なりの工夫を重ねました。教科書に載っている史実だけでなく、人物や出来事を深掘りし、派生するエピソードを加えることで、世界史の授業をできるだけ、好奇心を刺激する時間にしたいと考えたのです。どこまで成功しているのか分かりませんが、生徒の中には「世界史は楽しい」「世界史が好きだから勉強したくなる」と言ってくれる生徒もあり、そんな言葉が何よりもうれしいですね。

Q8教師として壁にぶつかったこと

 教育実習を経験してから、その後2年間は大学院で研究に没頭していたため、中学・高校生と接触する機会がなく、入職したての頃は、生徒とのコミュニケーションに難しさを感じました。繊細な感性と旺盛な好奇心を持ち、スマートフォンを使いこなし、SNSによるコミュニケーションが当たり前の生徒たちに対して、どんな問いかけをすればよいのか、慣れるまで時間がかかりました。構えることなく自然体の自分で生徒に向き合うことで、生徒も心を開いてくれることを学びました。

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Q9印象深い思い出

 入職一年目のとき、私が卒業した大学の私と同じ学部・学科を目指す生徒の進路サポートを個人的に行いました。公募制推薦入試に向けた小論文の添削や志望理由の書き方など、できる限り指導をした結果、見事合格。進路サポートだけでなく、卒業文集に私のことを書いてくれたことも印象深い思い出です。生徒数は多いですが、このような生徒との近い関係がたくさん生まれる校風も埼玉栄で働く魅力のひとつです。

Q10これから取り組みたいこと

 教員になったからには、担任の仕事に取り組むことが目標です。担任になれば、今以上に一人ひとりの生徒と深くかかわることができます。本校では新卒で入職した場合、2年から3年目で担任を任されるケースが多いので、来年に期待を寄せています。

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Q11教師を目指す人へのメッセージ

 本校には、教師として、人間として、お手本になる先生方がたくさん活躍しています。私もひとりの教師として成長していくために、数多くの先輩にサポートしていただいています。生徒も教師も、いっしょに成長していく。それが佐藤栄学園です。教師を目指すみなさんと本校の教壇に立つ日を楽しみにしています。