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教員紹介

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先輩職員の声
先輩職員の声

さまざまな教科を英語で考える授業を実現する。それが私の夢です。

花咲徳栄高等学校

高橋 遼太郎
担当教科 英語
2023年入職

Q1学生時代に打ち込んだこと

 大学時代は学業ひと筋。授業はもちろん、ゼミにも真剣に取り組みました。特にレポート作成では仲間と協力して、ただ書き上げるのではなく、研究成果を分かりやすく伝える表現手法にも工夫を凝らしました。その努力が実って、優れたレポートや論文に贈られる賞や年間の成績優秀者になり、表彰記念の盾をいただいたこともあります。これらのアワードは、ひたむきに学業に打ち込んだ努力の証として、いまでも誇りに思っています。

Q2教師を目指した背景

 高校時代に信頼していた担任の先生から「君は教員に向いていると思う」といわれたことがきっかけです。それまでは親が公務員なので、漠然と「将来は自分も公務員になろうかな」と思っていました。進学した大学では比較文化を学び、英語の教職課程を履修しました。大学入学時は、絶対に教員になるぞ、とまでは思っていなかったのですが、大学の先生や教員を目指す仲間と出会い、切磋琢磨する中で、本気で教員を目指すようになりました。英語科を選んだのは、教員を勧めてくれた担任の先生が英語科の先生だったから。その先生のような、生徒から頼りにされる教員になりたいと思ったことがきっかけです。

Q3佐藤栄学園を選んだ理由

 佐藤栄学園は、個性豊かで確かな教育力を有する学校を擁しています。その中で花崎徳栄高校は、勉強にも課外活動にも、真面目に一生懸命に取り組む生徒が大勢いることが特徴です。スポーツはもちろん、文化・芸術など、さまざまな分野で高く評価される生徒も多く、その努力と成果を先生も生徒も誇りに感じている、という良き校風があります。この学校なら、先生・生徒といっしょに、さまざまなテーマにチャレンジできる、と確信して入職しました。

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Q4日々の授業で心がけていること

 英語を読み書きする知識を生徒に一方的に押し付けるのではなく、生徒にとって身近な出来事や問題を生徒自身が英語で捉えて、自分の意見や解決策を英語で考えるような授業を心がけています。目指しているのは「実生活の中で活きる英語」。「教室で学んだ英語を、いろんな場面で活かすことができた!」、生徒たちに、そんな楽しい体験が生まれることを願いながら授業に取り組んでいます。

Q5働く環境の魅力

 本校には大勢の先生方が活躍しており、誰もが自分の価値観と確かな見識を持っています。先生方の間に壁はなく、担当する教科を越えて、授業のこと、生徒のこと、学校のことなど、何でも話し合える風通しの良い雰囲気があります。また、iPadを導入したICT教育にいち早く取り組むなど、最新の教育環境を構築しているので、教員もiPadを使った、さまざまな授業を試みることができます。ICTリテラシーが高められる環境も本校の魅力です。

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Q6自分の成長を感じるとき

 本校には各教科の教員が模擬授業を行い、意見交換を行う「研究授業」があります。私も模擬授業を行いましたが、同じ英語科の教員でも異なる考え方や捉え方があり、今後の授業に活かしたい貴重なアドバイスをいただいています。また、他教科の教員の視点から見た意見や改善案も寄せられ、自分の授業を改めて見直す機会になります。このような先生方との真剣な議論の場が自分の成長につながっていると感じています。

Q7教師として喜びを感じるとき

 やはり授業を受けている生徒が「わかった!」という顔をしたときが一番うれしいですね。同じ教え方をしても伝わる生徒もいれば伝わらない生徒もいます。より分かりやすくするために、具体例や例えを出してみるなど、生徒全員に伝わる授業を心がけています。また、英語は受験勉強だけでなく、英語検定などの資格取得を目指す生徒にとっても重要な教科なので、時間や場所を問わず質問を受けることもあります。そんなときも「先生、わかりました!ありがとうございます!」のひとことが私のモチベーションアップの原動力になっています。

Q8教師として壁にぶつかったこと

 教員は生徒から、さまざまな相談を受けます。その中には、教科や授業以外の相談も少なくありません。たとえば、人間として、いかに成長していくべきか、といった生き方に関することや進路の方向性など、その場で即答することが難しい相談もあります。答えに悩み、壁にぶつかったこともありますが、一人ひとりの生徒が未来へポジティブに歩んでいくために、生徒と保護者の中に自分も積極的に加わり、全員が前に進める答えを導き出せるように努力しています。

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Q9印象深い思い出

 本校では教員が交代で登下校時の通学路に立って、生徒たちを見守る登下校指導を行っています。登下校指導を行っていると、近所にお住まいの方から「先生方がこのような取り組みをされているのは素晴らしいですね」という声をいただくこともしばしばです。そのたびに、うれしさを感じると共に「地域の方を始め、いろんな方に支えられて本校は成り立っているんだ」という思いに至ります。これからも地域に支持され、愛される花咲徳栄高校であるために、自分も頑張らなくては、と決意を新たにするこの頃です。

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Q10これから取り組みたいこと

 本校には普通科と共に「食育」のリーダー実践者を育成する「食育実践科」があります。食育実践科では調理実習の授業も行われています。その食育実践科の授業を英語で行ってみる、という新しい取り組みを構想しています。調理に使う食材・調味料・道具や調理方法を英語では何というのか、その語源や由来は何かなど、そこには意外な発見や気づきがあるはず。また、大学の入試問題にも食材の名前が英語で出てきた事例もあるので、英語力の幅を広げる機会にもなります。この授業を皮切りに、将来、他教科の先生方と協力して、さまざまな教科の学びを英語で考える機会を実現する。それが私の夢です。

Q11教師を目指す人へのメッセージ

 どんな仕事もそうですが、一生懸命に働いている人は輝いて見えます。私は教員という職業も働く姿を生徒たち隠さず見せることが大切だと考えています。成長過程にある生徒たちに、大人になった先生たちが汗をかき、悩みながら、頑張っている姿を見せれば、きっと生徒たちも「自分も先生のように頑張ってみよう」と思ってくれるはず。それを信じて日々努力を重ねています。自分に教員が務まるだろうか?と迷っているなら、まずは一度、教職に就くことをお勧めます。やってみなければ、向き不向きは分かりません。ぜひ、いっしょに頑張りましょう!